2021.12.10
ニュース
今年も残すところ、あとわずかとなってまいりました。
さて、例年は年末調整だけで確定申告に縁がない方でも、年によっては、医療費控除を受けるために、確定申告が必要になる場合があります。
医療費控除は、その年中に支払った医療費が一定額を超える場合に、その医療費の額をもとに計算される金額について、所得控除を受けることができるというものです。
支払った医療費が多ければ多いほど、所得控除の額も大きくなるのですが、保険金などで補てんされる金額は、支払った医療費の額から差し引かなければなりません。
ただし、がん保険で給付されるがん診断給付金は、がんの確定診断がされたことを原因として給付されるもので、医療費の補填として給付されるものではないため、支払った医療費の額から差し引かなくても良いことになっています。
橋本
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