2018.8.9
ニュース
先日、子どもとスーパーで買い物をしていた時、2割引きのお菓子があり、子どもと二人でいくらで買えるのかを考えてみました。
子ども「98円-19円で79円。」
私 「消費税が乗っかって、79円+6円で85円。」
子ども「えー80円は超えないよ!」
私 「実際は、消費税がかかるから85円だよ。」
子ども「消費税って意地悪だね・・・」
小学校低学年の子が、「2割引きで79円」まで答えられたので、それで良しなのですが、自分の答えが実際のお値段にまで導けなかったのが悔しかったのでしょう。
それから「消費税ってどうしてあるの?」という問いになるのですが、もともと消費税のかからない時代を知っている身としては、つい「国もお金がないんだよ。」という微妙な答えで終わってしまいました。
さて、その消費税ですが、その用途は地方交付税法の定めによるほか、年金、医療及び介護の社会保障給付並びに少子化対策に要する費用に充てられると法律で定められています。
消費一般に対する税ということで、大人も子どもも金持ちも貧乏人も関係なく社会に生きるものから公平に取り立てようとする税です。
そういう意味では、意地悪とは言い難い税です。
ですが、納税義務者である事業者にとっては、少し面倒な税でもあります。
納税額やその計算方法がその事業者の売上の額や届出によって変わってくるため、最適な届出の検討など事前の準備や知識が必要となるからです。
また、売上金に含まれる消費税は、本来は事業者のものではなく、消費者から一時的に預かっているお金です。納税時に備えて、きちんとプールしておかないといざ納税というときにキャッシュがないという事態に陥る可能性もあります。
来年の消費税率引き上げを前に、これからますます話題になる消費税。
あなたなら、消費税をどう伝えますか?
樋口
© Kujira Tax Accountant Company